オリーブ実の食べ方|そのまま食べられる?
オリーブの実は見た目が果実に似ているため、「そのまま食べられるのでは?」と思う方も多いかもしれません。しかし、収穫したばかりのオリーブの実は、そのままでは食べることができません。理由は、オリーブ特有の強い苦味にあります。
この苦味の原因となるのが、オレウロペインという成分です。オレウロペインはポリフェノールの一種で、抗酸化作用を持つ健康成分としても知られています。ただし、生の状態では非常に苦味が強く、口に入れると渋みと苦味が長く残るのが特徴です。実際に収穫したばかりのオリーブをかじると、強い苦味で驚く人も多く、農家でもそのまま食べることはほとんどありません。
そのため、オリーブを美味しく食べるためには苦味を抜く加工(渋抜き)が必要です。一般的には塩水に漬ける方法が多く、数週間から数か月ほどかけてゆっくりと苦味を抜いていきます。この工程によって、オリーブ独特の風味を残しながら食べやすい味に変わります。
スーパーやレストランで見かけるオリーブの実は、ほとんどがこのような加工を経たものです。例えば、瓶詰めのオリーブは塩水漬けやオイル漬けになっていることが多く、開封すればそのまま食べることができます。料理にそのまま使えるのも、この加工のおかげです。
また、市販のオリーブには「グリーンオリーブ」と「ブラックオリーブ」の2種類があります。グリーンオリーブは熟す前の緑色の実で、さっぱりとした風味とほどよい苦味が特徴です。一方、ブラックオリーブは完熟した実で、苦味が少なくまろやかな味わいになります。サラダや前菜にはグリーンオリーブ、ピザやパスタにはブラックオリーブがよく使われています。
このように、オリーブの実は収穫したままでは食べられませんが、適切に加工することで美味しく楽しめる食材です。塩漬けされたオリーブはそのままおつまみとして食べることもでき、サラダやパスタなどさまざまな料理にも活用できます。まずは市販のオリーブから試してみると、オリーブならではの豊かな風味を手軽に楽しめるでしょう。

コメントをお書きください